labyrinth



陽菜は信頼できるし
頼りがいだってあるし
人脈だって広い。


相談するのも、協力してもらうのも
うってつけ。


でも陽菜に話したのは
そんな理由じゃなくて。




晴哉が好きと自覚し始めたあたしが
とにかく恐れていたことを
避けるためだった。



ずるがしこくて臆病なあたしは
"幼馴染"という便利な肩書きを
利用するほかなかった。




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