田中のくせに!!




「ふーん…」



田中は興味なさげにそんな返事をして。

2人の肉じゃがだけが静かに減っていく。



「じゃぁ、俺がチャンス作ってやろうか?お前と岩槻が話すチャンス」


「えっ本当に!?」



思わず目を輝かせると、「おー」なんて言いながら田中は席を立つ。



もう食べ終わったの!?早っ!!




「じゃ、風呂洗いよろしくな」



そしてサッと流しで食器を洗うと、サッサと自分の部屋に引き返していく。




「風呂洗い、了解です!!!」




田中…思ったより、いい奴!?




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