君のもとへ 俺は必ずお前を・・・

≪気づいた心≫

 朝の電車ってなんか慣れないよな・・・。
 なんでだろう?
 まぁどうでもいいか。

(ガタンゴトンガタンゴトン・・・)
 この音好きだな。
 落ち着く。俺変かな?
 人混みは嫌いだけど電車の音とかは昔から好きだったな・・・。

 あっ。あの制服・・・。俺と一緒だ。
 いつも乗ってたのかな?まぁ別にどうでもいいんだけど。
 隣の隣か。近いな。


 なぁ涙?
 この出会いは俺達にとって二度目の出会いだったんだよな?
 この日この電車で俺がお前を見つけなかったら
 今の俺達はなかったんだよな?
 なぁ涙?
 これって運命って言うのか?
 俺にはよく分かんないけど・・・多分運命だったんだろうな?
 俺は信じてるよ
 今までも・・・これからも・・・
 この出会いは運命だって・・・。

(ガタンゴトンガタンゴトン・・・)
 
 ふわぁ~眠っ・・・。
 そういやぁ~さっきのヤツ。
 背小さそうだったけどこんなに人混みん中で立ってられんのか?
 あれ?いない・・・。
 あっいた。見えなかった・・・
 
 んっ?
 アイツなんか体勢おかしくないか?
 なんか嫌がってるように見えるけど・・・?
 一人だよな?何やってんだ?

(ガタンゴトンガタンゴトン・・・)
 
 アイツまだあの体勢だ・・・。
 やっぱおかしいだろ?・・・って
 痴漢!?
 アイツ・・・後ろのオヤジにケツ触られてるよな絶対?
 助けてやんないと。
「すいません。通らして下さい」
 ずっと触られてたのか?
 か弱そうだもんな・・・言えないんだ・・・助けてやんねぇと・・・

「おい!!!」

「えっ!?っわわわわわし!?」

「俺の女に何やってんの?」
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