好きって気づけよ。




接点もない男の子に呼び出されるなんて。



私、自覚してるほどどんくさいし……

知らないうちに、なにかしちゃったのかな……?



そう胸に不安を抱きつつ、ひとりで歩いていく。



校舎裏につくと、相手らしき男の子はすでに待っていた。



夕日のせいか、とっても赤い顔をしてる。



今日の夕日、真っ赤ですごく綺麗だもんね。

明日は快晴なのかな?



って……そうじゃなくて。



 
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