情熱のラブ・  フォルテシモ
「私の顔に何かついているかしら?」

「ジュナが余りにも魅力的だから見とれていたんだ。週末は僕があちこち案内するよ。」

「スケジュールは入っていないの?」

「君が来たばかりだから、スタジオで歌うのは週明けだよ。ボイストレーニングならオフィスにあるサブ・スタジオでいつでもできるよ。」

「そう。ラリーは忙しそうね。」

「彼は今日は1日オフィスにいると言っていたよ。彼に何か用がある?」

「いいえ、今はないわ。」

「ジュナ、君が夢に出た。僕と歌っている君を見たんだ。現実になるよ。」

「オーケストラはジョシュ専用なの?」

「そうとも言えるけど100%じゃない、契約だから。」

「そう、ラリーが全てを管理しているの?」

「そうだよ。彼のひと言で皆が動くんだ。」

「あなたは彼を尊敬しているのね?」

「ラリーが僕を育ててくれたんだ。僕は彼に見い出された。僕の進む道を照らしてくれる唯一の師だ。僕にとって彼の存在は絶対だ。」

「素晴らしいわ。」

< 23 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop