ひとつ屋根の狼さん。
*
翌朝。
「……!」
「…………オハヨウ。」
制服を着て、階段を降りてダイニングキッチンにいくと、同じく松前高校の制服を着たあの人とかち合ってしまった。
……わざわざ早起きして、登校時間をずらしたつもりだったのに!!
「……おはようございます……」
わたしはいちおう5メートル後退して距離をとってから、挨拶を返した。
ぴくりとまゆげを動かして、不機嫌そうなツカサさんの声。
「……あからさまに避けすぎ……。
なに、昨日のあれ、まだ気にしてんの?」
昨日のあれ……。
「!」
思い出しただけで、頭痛が……!