ひとつ屋根の狼さん。
「ほのかちゃんがいじめられたら、俺、悲しいしさ」
そういうユウト先輩の目は、本当にわたしを心配してくれているように見えて……
ちょっと感動で、泣きたくなる。
ユウト先輩……
わたしこそあなたを守りたい……
そうつたえられたらどんなにいいんだろ?
「ね?
わかった?」
わたしは魔法のようにうなずくしかできなかった。
「うん。
ツカサも、聞いてたね?」
はいはい、とツカサさんが手をあげながら、屋上を出ていくのが見えた。