人形の妹と王子の兄
「その…
お金が多くもらえる…んだよ…。
今日もお金あげてしまったの…」
おそらく働いてたコンビニで
何かあったんだろう。
毎度そうだ、
カレンがいると商売にならないからな。
男ばかりが集まって店の物を壊していくから。
「…できるかな?」
「やめろ」
「お兄さん…」
「俺の言うことが聞けねえの?」
歪んだ愛情を向けられていることに
気付くわけない純粋な可憐が
哀れだったが、
「…あのね…でもね、手をつないで歩いたり」