君と私のたんぼ道

初めてで…

「祈、起きいや。」

ん、おばあちゃんの声が聞こえた。

「ん、はーい。」

私がそう言うとおばあちゃんは二コっとして部屋を出た。

ベットから立ち上がる。

すぐそこの目線には今日学校に着ていく制服。

学校。

そうそれは、私を地獄のどん底に落とした場所。

学校なんて行かない。

そう決めたのに、学校を行く日が来るなんて思ってもいなかった。

これも全部空のおかげだ。

そして私は学校の支度をした。

「じゃあおばあちゃん行ってきます…。」

「行ってらっしゃい。無理しゃんときいや。」

優しいおばあちゃん。

少し緊張する。

でも空が隣にいる。

だから大丈夫。

「じゃあ、行こ!」

元気な声で言う空。

「あ、うん。」

そうして私は久々に学校に行く。
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