私と年上男とルームシェア
夢をもう一度




冬ももうすぐ終わり…

そして、春休みになろうとしていた
ある日…




「ああー…」


私の隣でうなだれる彼…
勇志くん




「どうしたの?」



「いやあさ…バスケ部のコーチがしばらく来れなくなるんだよ。もうすぐ春休みなのに」



「え、そうなの…?他のコーチは?」



「それがいないんだよね」


勇志くんは机に突っ伏した




「誰かコーチやってくれるヤツいねえかな」


コーチか…
私も考えた


あ、引き受けてくれるかわからないけどいた…




「あのさ…引き受けてくれるかわかんないけどさ、亮太さんは?」



「そうじゃん!亮太がいるじゃん!」


ゆ、勇志くん声大きい…




「おーい、そこ。もう少し静かにな」


先生から注意を受けた



< 218 / 255 >

この作品をシェア

pagetop