ヒカリ
渇いていた

心底なにかを求めるなんて
今までなかった

コトバを不条理に呑み込んで
溶け合うようにカラダが満たされても

ワタシは 渇いていた

おそらく永遠に 癒されない事実 
誰も埋めることのできない この穴は
ワタシが掘ったものかも知れなかった

気がついたら もう外に出ることが出来なくなって
空虚に深く
上を見上げると

暗い空に

月だけが

月だけが

ぽっかり

ワタシを見つめていた
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