初恋の人へ。



こんな感じに、私の家に着くまで
お互いのことを質問し合った。
あまり沈黙にならずにすんで、
ホッとする。


「あ、ここが私の家だから・・・。」

「んじゃ、またな」

「うん、またね」


そう言うと琉生くんは
手を振りながら今来た道を戻っていく。




琉生くんの姿が見えなくなり、
私も家に入ろうとした。そのとき


< 21 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop