鬼神様と××しました
「入れ」

「え?」


気がつくと源喜さんは先に玄関に入っていて、声をかけられた私は慌てて玄関に入りサンダルを脱いだ。



広い玄関には、高そうな壺や花が飾られていた。




「こっちだ…」

「ま、待って下さい」


先にスタスタと歩く源喜さんの後を追い、しばらく廊下を歩くと広い居間に通された。





「座って待ってて」

「はい…」


まるで道場のような広い居間の中央に座布団が1枚あり、私は言われた通りそこに正座をして座る。




何やってんだろ、私…

なんでこんなとこにいるのかな?




そんなことを考えながら、私は隣にだらしなく座る源喜さんをちらっと見る。


着物の着方も座り方もだらしないのに…何故かかっこよく見えてドキドキしてしまった。




気を紛らわそうと辺りをキョロキョロしてみると、目の前に飾られている大きな鬼のお面が目に入った。
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