16歳の迷子ちゃん




すると


「ねーねー!」

あたしと沙良が一斉に振り向くとそこには

長身で、王子様までとはいかないけど

芸能人張りの整った顔立ちの2人組の男子が立っていた。


「俺らと友達になろうぜ!」

「いいよー!あたし沙良」


沙良は慣れた口調でそう言って右手をあげた。


「俺、拓真(たくま)!」

すると茶髪でいかにもヤンチャ風な男の子がそういって、

「俺、廉(れん)」

次に黒髪でちょっとクールっぽいすごくカッコイイ男の子がそういった。



「キミは?」

「えっ、あ、実紅...ですっ」

「おー沙良ちゃんと実紅ちゃんよろしく!」


拓真くん笑顔でそういった。


「沙良ちゃんじゃなくて、沙良でいいよー!」

「おー!実紅ちゃんも呼び捨てでいい?」


「あっ..うん!」


「じゃあ俺らも呼び捨てで!」



それから先生が来るまで4人で話してた。



拓真と廉は同じ中学で、

拓真いわく廉は学校1のモテ男で、

クールで優しくて最高なやつだって(笑)

拓真は、最初チャラそうに見えたけど

実は頭いいし明るくて面白い。
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