性別「少年」属性「乙女」

和解

ドアの開く、小さな音。


ボクは、目を開けた。

部屋の中は暗い。

手をのばして、ベッドの電気をつける。


ボクを見降ろしている人影が誰か気付いて、ボクは、息をのんだ。

陸さんの、お父さん、だ。


陸さんは、ベッドにもたれて、ボクの手を握ったまま、眠っている。

陸さんのお父さんは、陸さんに目を向けた。


「……困った奴だ。うちに連絡も入れないで」

え?

陸さん、黙ってここに来たの?
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