僕の名を呼ぶ君の声



って、あたしはなに考えてんだか…



世那には好きな人がいるんだから

こんなこと考えてちゃダメ




ちゃんと分かってるつもりなんだけど、なかなか自分の気持ちをコントロールできない


気づけば世那のこと考えてる自分がいる





「昨日は名前呼んでくれたじゃん!
今日も呼んでよ」

「キモい!キモいキモいキモい!!!」

「一回でいいから!お願い!」

「うるさいな」

「あー!朱音ちゃん照れてるでしょ?」

「て、照れてない」

「朱音ちゃん照れてる~
かーわいっ」

「ほんとにキモいからあっち行って

ちょっと!間宮ー
こいつどうにかして」



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