夜桜

「でも、僕の前では素直な古坂さんでいてほしい」


腕の中で照れてる彼女が愛しくて、もっと強く抱きしめると、彼女も僕の背中に腕を回してくれた。


「ずっとこうしてたいけど、冷えちゃうから、部屋に入ろうか」


こくりとうなずく彼女。
< 41 / 55 >

この作品をシェア

pagetop