先生の「特別」にしてくださいっ!

突撃!

「で?
なんで私たち、職員室の前にいるの?」

次の日の放課後、
私は彩音に連れられて、
何故か職員室の前に来ていた。

「まあ、いいからいいから。」

彩音がなに考えてるんだか、
全然わからない。

「失礼しまーす。
谷中先生、いますかー?」


何故、谷中先生を呼ぶ?


「どうした?お前ら、質問か?」

谷中先生が出てきた。

「先生、ちょっとお話があります。」

「なんだ?」

彩音はなにを言う気なの?

「単刀直入に言いますけど、
しばらく、
高橋さんに話しかけないで下さい。」

「はあ?」

何言っちゃってんの?この子。
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