流れ星と君。
転校生
「徹!!起きなさい!!今日から学
 校でしょう!!」

「んー…うるせーよ母さん…」

 お母さんの怒鳴り声で、いつもの
早川家が始まる。
 まぁ、怒られるのは中学3年生の
弟の徹だけなんだけど
(私はあんな大きな声浴びせられた
 ら耳が潰れそうなのでちゃんと起
 きる)。

「ははは。母さん今日も元気だ。」

「お父さん…
 
 あれは元気すぎるよ…

 近所迷惑だよ…」

「そうかぁ?でも隣の奥さん、

 母さんの声で子供が起きてくれる
 から助かるって言ってたぞ?」


「…そうなんだ。」
 
 なんか、ちょっと空しいのは何で
だろう。


「瑠衣!あなたも高校2年生はあと
 少しなんだから、頑張ってね!」
 
 「う…うん。」

 あの笑顔を見て、面倒だとは言え
れなかった。
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