My Precious ~愛する人よ~ Ⅱ
「心配をかけたな、アレン」
まだ少し力の入らない腕で俺を抱きしめて
そう言う父
「目が覚めてよかった」
ゆっくりと、体を引き剥がして父の顔をじっと見つめる
すると、優しく微笑み返してくれる父さん
「――どこか変わったな。アレン」
「え?」
「男らしくなった。よく見せてくれ」
愛おしむ様に俺の頬に手を添えた父さん
その無条件に与えられる温かさに
胸がいっぱいになる
よかった
本当によかった