死んだふりごっこ
前半

入学式

薄暗い部屋の中にカーテンの隙間から陽の光が射し込む

私はその日光で目が覚めるも

鳥のさえずりを聞きその心地よさに思わず二度寝しそうになる

なんとかこらえ

私はまだ重たいまぶたを開いて目覚まし時計をみる

「7時40分?えっ嘘、寝坊し痛っ」

私は時計を見ると同時に勢いよく上体をおこし

ロフトの天井に頭をぶつけた

「そっか昨日からロフト付きのワンルームに引っ越して来たんだっけ」  
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