僕はきっと君を好きになる。
「この曲、サイコー。」

普段、あまり表情を変えない彼が
嬉しそうにそう言うから僕は
少し考えてから

「貸して。」

と言って、手を出した。

すると彼はイヤホンの片方を寄越し
僕に少し顔を近づけた。

ちょっと緊張しながらも
椅子に横座りになり僕の右の耳に
イヤホンの片方を差し込むとーーー

「あっ!」

僕のめちゃ好きな曲がちょうど
耳に流れ込んできた。

「どう?いいだろ?
俺、最近、ハマッてんだ。
このバンドとーーー
ーーーー後、お前にも」











「・・・・・」

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