病める仔猫と強気な狼
リストカットは、あきたし。
まっ、取り敢えず街行こっ。

私は、痛む体をひきずって街まで歩いた。







午後9時

さすがにこの時間になったら、雰囲気悪いな。

これこそ、良い条件だけど
「いっ…。」

もう、あのケバコのせいでなんか、お腹痛いし!


「ねぇねぇ〜。君♪」

「…」

「ねぇっ。」
あっ、私か

「あっ、やっと気づいた。これから、俺らと遊ばない?」

その男の回りには、数人の男達がいた。

「行こっ。楽しいとこ」
どうしよう。うーん、まあ、いっか。この人たちを使おう…。

私は、彼の耳元により囁いた。
「いいよ。わたしを殺してくれるなら。何しても。」
「ははっ。面白いね君♪さぁ、行こっか?」
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