GIRL Story
楽しい毎日はあっという間に2週間経っていた。

優奈は仕事も見つからず毎日茉莉亜の帰ってくるのを待つだけの暮らしに少し焦りを感じていた。

茉莉亜からお小遣いを貰い、服や化粧品などを買っていた。


それとは逆に茉莉亜は優奈との生活に満足していてお小遣いを上げている事が仕事への糧にもなっていた。


最近何をしても楽しくなさそうな優奈。

「そんなに焦って仕事しなくてもいいんだよ。私今の生活楽しいし。」

「ありがとう。茉莉亜。」

低いテンションで優奈はそれだけ言うと茉莉亜から目を逸らし求人誌を眺めた。

「優奈、息抜きしようか。今日仕事終わる頃国分町に来ててね。タクシー代置いておくから。」


「うん。わかった。」

優奈はとりあえずといった感じで返事をした。
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