GIRL Story
「なんか悪い事ってちゃんと見つかるようになってるんだね。」

ファミレスでポテトをつまみながら優奈が言った。

「そうだな。」

竜が外を眺めながら答えた。

(まさかそんな人を良いと思ってたなんて!!)

と優奈は恥ずかしい気持ちになった。

「そういえばお前秀樹さんの事好きだったろ?」

からかうような目をして竜は優奈に言った。

「自分だって憧れてたくせに!」

優奈もからかう様に竜にそう言った。

(私達ってきっと、青かったんだなぁ。)

と優奈はしみじみ感じていた。



「懐かしいな。」

「そーだね。」

あの時から少しだけ成長した私達。


私達は一年前を振り返りながら時間の流れの早さに驚いていた。
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