GIRL Story
「羨ましいねえ。」

かずが冷やかしにきた。

竜は優しく私の手を払い、かずに言った。

「羨ましいだろ!お前にもこんな日が早くきます様に。」

すかさず竜が返して二人は笑っていた。

見た目は全く違う竜とかず。

それでも仲が良いのが解る位自然な二人。

竜は本当は背伸びをしていただけなのかも知れない。

(それは私もなのかな?)

竜を見て思った。

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