精一杯のLOVEをあなたに。。。





香織がもってきてくれたお酒をクラッシュアイスの入ったロックグラスに注いだ。


「では、お疲れさん」


二人のグラスをコツンと軽くあててから、お酒を口元へ運んだ。


「んで、どうすんの?」


「…どうするっていっても、どうしようもないもん」


私の投げやりな返答に香織はあきれたように、大きく息をはいた。


「まったくー
あんたたちは、なんでそんな中学生みたいな喧嘩ばっかしてんのよ?」


「だって…」


「だってもくそもない。いい大人なんだから、ちゃんと話しあいなさいよ。」


今日の香織はすごく迫力が増していた。


「だって、私さ、もう待てないって言っちゃったもん。今さら何を話し合えっつうの?」


ほうづえをついて、今度は私が大きくため息。


「そんなのすぐに撤回すればいいじゃん?」


「そんな簡単じゃないよ」
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