精一杯のLOVEをあなたに。。。
「ちょ、ちょっと待ってよ、斗真?」


「あ、ほら、あそこ曲がったとこだから」


「……」


私の意志などおかまいなしに、どんどん急ぎ足で歩いて行く斗真。


全く…強引なんだから…


嫌なら腕をふりはらう事も出来たはず。

でも悔しいけど、私の胸の鼓動はどんどん高鳴っていった。


この3週間のせつない思いや、我慢はいったい何だったんだろう?


そんな風に思いながらも、
3週間ぶりに会えた斗真に、愛しさがこみあげていくのも本当だった…


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