天使ラビィの不思議な珠

サユちゃんがボクを見る。クリクリとしたまん丸のお目目で。


「大好きなえほんになった」

「へぇ?」


どうしてだろう。

よくわからないけど、サユちゃんがあんまりにこにこしてるから、理由なんてどうでもよくなっちゃった。


「サユちゃん、次なにしてあそぶ?」

「積み木しようか。サトルくん、なに作れる?」

「かいじゅう!」

「いっしょにつくろ?」


ボクたちは、手をつないで積み木つみきのところへいって遊んだ。



ボクは、サユちゃんと遊べるこのお迎えまでの時間が大好きだ。




【fin.】


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