それでも、待ってる
出会い
いつからだろう…

俺にとってお前がこんなに、愛しくて、可愛くて、綺麗で、一番面白くて、楽しくて、幸せを感じさせてくれるようになったのは。









「おはよーございまーす!!」

新しい、クラスでのレッスンの初日、お前はいきなり
遅刻してきた。


なんだ、この女は?
まだ高校生か?
いきなり遅刻とか、何してんだ

「やー、美希!追試でさぁ、いきなり遅刻しちゃったよぉ」

友達だろうか?美希という女の子に、
仲良さそうに笑顔で遅刻した理由を
言っている。

「美羽ダメじゃんwホントは、またジャニーズのDVD見てたら、こんな時間になったんじゃないの?笑



へぇー、この遅刻女 美羽って名前なんだ、、しかもジャニヲタか。
理解できねぇなぁ…
ホント女ってジャニーズ、ジャニーズって…
イケメンならとにかく、それでいいわけね?


なんて考えている俺は、タレントになるための教室に、大手家電メーカーを辞め、フリーターになった今年22歳になる夢見がちなアホな男。

おまけにルックスも悪く、口も、頭も、性格も悪い。
けど、友達は比較的多くなぜな、周りに人が集まり易い体質らしい。

「まーくん!あの子たち、、ちょっと可愛くない?笑
俺、ねらおうかな笑」

そう俺に話しかけてくるのは
この教室で仲良くなり、やたらと俺に懐いてる4個年下の、けーすけ(神谷圭祐)。

「俺は高校生には興味ない。」

「まーくんゎあいつが好きだもんなっ笑」

俺には好きな女がいた。

いつも周りと違うことをする、簡単に言えば変な女だった。
しかも、ジャニヲタ!
小さい頃からダンスを習ってて、スポーツも多彩に、茶華道も習い、外見はいい。
しかし、性格に難があった。


< 1 / 2 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop