深愛なるキミ
〜side girl first〜

不自由な私の左足

「罰ゲームじゃなかったら付き合ってなんてなかったよ」




高校3年の卒業式、彼が友達と話す言葉を聞いて私の恋は終わった。


悲しかったけれど仕方ないよね。だって私は彼に恋をしてもらえるような対象じゃなかった。




たった3ヶ月、それでも彼の彼女でいられたのは楽しかったな。


彼のセンター試験が控えてるから図書館で勉強したり、寒くなった手を繋いでポケットに入れて一緒に帰った帰り道。



全部初めてのことでドキドキして嬉しかった。
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