深愛なるキミ

話せない彼

私が選んだのは女子ばかりの短大。


最初こそ、やっぱり偏見の目や好機の目に晒されたけれど笑って声を掛けると自然と友達が出来た。



お父さんとお母さんが付けてくれた『ひなた』という名前。


私はこの名前のおかげでもう一度笑うことができたんだ。


だから私の一番の宝物。



「ねえ、ひなた。あなたに紹介したい男の子がいるんだけど・・・」



短大に入学して、毎日充実していた。
友達もいて授業も楽しい。
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