誰よりも優しい総長様


その日の放課後あたしは久々に卯月と共に買い物に来ていた。


場所は近くのショッピングモール


ここは地元でも大きくていろんなお店があるから結構賑わっていた。


「柚那ちゃん、ちょっとあそこ行ってみない?」


そう言って卯月が指さしたのはshareと言う最近話題のお店だった。


「うん。覗いてみよっか。」


そう言ってあたしたちは店の中へと足を進めた。


中には可愛いのからカジュアルなものまでたくさんのものが揃っていた。


「うわー、これ可愛い♥ねぇねぇ、おそろにこれ買わない?」


卯月が見せてきたのは襟元をフリルにあしらえたワンピースだった。


「それさ、可愛い系の卯月には似合うけどあたしには似合わないよ。」


そう言ってあたしは苦笑いで卯月に答えた。


「えー、絶対似合うのにー。」


そう言って頬を膨らませる卯月は子供みたいで可愛かった。


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