探×査×系×女×子
私は、見つからないように倉庫の壁からそっと覗いた。そこには…。
「…で、本題だけど、言って…いい?」
「お、おう…。」
恥ずかしげに話し合う、慧さんと愛さんがいた。私は視察を続けた。
「私って、結構昔から慧と友達だったじゃん?」
「ああ。確か…五歳とかその辺の時だろ?」
「うん。…それでね、私、もう友達っていう関係は終わりたいって思ってるんだ。」
「終わる…?」
「…分かんない?私が言いたい事。」
「…残念ながら、な。」
「そう…。じゃあ、言うね。」
愛さんは一息ついた後、言った。
「私、慧の事…好きなの。」
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