探×査×系×女×子

「第一位、五十問正解、海星高校ー！」
海星の三人に照明が浴びせられ、聞きなれたと言ってもおかしくはないくらい何度も鳴り響いた拍手が、また沸いた。そして、海星の三人は小さく一礼した。
「そして、もう一校。剄央高校ー！」
拍手。そして照明。私達は一礼した。
この時の拍手は、今までの拍手とは一線を画していた。嬉しかった。いや、自分では当然だと思っていても、喜ぶ慧さんや円ちゃんの姿を見ると、何故か自分まで嬉しくなってしまうのだ。
「やりましたね！」
「この調子で行くぞ、優。」
「ちょっと先輩、私はどうなるんですか～？」
「面倒だから言わねーだけだっつーの。」