探×査×系×女×子
「ほら、ここだ。」
建物内部ニ階中央部の部屋の前には、確かに「職員室」と書かれていた。
「あとは、担任の戸井っていう先生呼んで、適当に挨拶すればそれでいいから。じゃあ、俺下で待っててやるよ。…あ、その前にドアはノックしとけよ。」
慧さんが去ると、私は言われた通りにドアをノックした。
「失礼します…。」
たくさんの「先生」と呼ばれる役職の人がこちらを見る。だが、私は気にも留めず続けた。
「戸井先生は…いらっしゃいますか?」
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