探×査×系×女×子
本当は、愛さんはどこかで昨日の事を気にしているのではないか。表ではこんなに明るく振る舞っているだけで、本当はどこかで、昨日の事が心にロックをかけているのではないか。無理しているのではないか。
だが、愛さんの笑顔を見ていると、そんな疑惑の雲は晴れていくような気がするのだ。本気で昨日の事は忘れて、心機一転頑張ろうとしているのではないのか。
二つの気持ちが渦巻いたまま、私は部室に入った。
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