逢いたい~桜に還る想い~
それぞれ呼ばれて、席に移動する時に、
ポンッと雄仁はあたしの肩を叩き、
「あんま、飲み過ぎんなよ」
とだけ、言い残していった。
ヤツの、そんなさりげなさに、心があったかくなる。
そして、同時に───
“雄仁を好きだったら良かったのに”
そんな考えが、よぎってしまった自分に、また落ち込んでしまう。
「飲み過ぎるな」という忠告がなければ……危なかったと思う。
あたし、普通に笑えているかな?
あたし、はしゃぎ過ぎていないかな?
そんなことを気にしながら、
───気づいたら、朝を迎えていた………