涙夢
すると繭ちゃんは私の頬を叩いた。
「拓磨が絢音ちゃんの命を助けたんでしょ!?絢音ちゃんが死んだらどうするの?拓磨の命を無駄にするの!?」
繭ちゃんは泣き叫んだ。
そうだよね、私間違ってた。
だけど、明日からの生活に拓磨がいない。
そう思うと胸が苦しくなった。
2日後にはお葬式が行われた。
棺桶で眠る拓磨は最後まで綺麗だった。
拓磨が火葬される姿を見て泣き崩れた。
その後私は繭ちゃんによばれた。