みあげればソラ


男が美亜の胸をしゃぶり、股間に手を伸ばした。


耐えられない、耐えられる筈がない。


美亜の心は冷静だった。

唯一自由になった左手で、髪を止めていたクリップに手を伸ばした。

先端を確認すると、美亜はそれをしっかりと握りしめた。


これで全てが終わる。


美亜は尖ったその先を男の首元目がけて振り下ろした。

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