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こんな人本当にいたんだ・・・

「ごめん。俺馬鹿で・・・」

「いいよ。てか仕事サボれるから逆に嬉しい」

「それ人気モデルが言う言葉かよ」

「怒るまえに手を動かせ!」

「へいへい」

それから1時間やっと終わった。

窓の外は、雪が降っていた。

ここであたしは、なぜか冷静になった。

既に3センチは積もってる雪。

既に止まっている電車。

どうやって帰るの?

「おっ!雪じゃん。明日クリスマスだし積もるといいね」

「はぁ・・。海斗くん、今積もったらあたし等はどうやって帰るの?」

「あっ・・・」

これじゃあ車も動かない。

どうしよう


そんなとき目に入った1軒のお店
ママのお店。

「海斗くん!!・・・な、何やってるの」

床に正座してお祈りをしていた。
これは本物の海斗くん?

「あ、えーと雪が止むようにって・・・」

「ばーか。ママのお店近くだから行くよ!」

歩いて5分ANGELのショップにつき入った。

「あったかーい」

「生き返る~」

お店にはアルバイトの子が1人いた。

事情を話して、今日のところは、お店の3階のスタッフルームに泊まることになった。

10時になるとバイトの子もかえって2人きりになっしまった。

「適当に布団敷いて寝ればいいよね?」

「てか何で布団あるの?」

「忙しい時はここに従業員とほとんどが寝泊まりするから」

「へぇ~」

悩んだ。
どうやって敷こう。
隣っていうのもなんかあれだし、かといってはやれるのもあれじゃん?

男の子と2人きりなんて初めてだし・・・。

どうしよう・・・。
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