[B L]だからスキって言ったのに〒続編


「お目覚めかなー?」


そばで声がする。

声の正体は、ルイだった。



「なぜ、俺を…?」

「おや、息が荒いねぇ。 

病み上がりはちゃんと休まないとー。」



おまえがつれてきたんだろ!



「なんで、こんな、こと…

どうして…」


「どうしてできるかって?

それは、僕が経済力も地位もあるからさ。


天野が経営する“angel”と並ぶほどの“Brad”ってブランド、知らないかなぁ?

それが僕の会社のブランドなの。


おまけに裏社会ってヤツでも、僕はトップなんだぁ。」


嬉しそうに、にんまりと笑うルイ。


裏社会って、ヤクザとか…?



こいつ、ヤバい……!




「は、ずせ…っ!

ッゲホッ、ゴホゴホッ…………ッカハ、」


安静にしていなかったからか、血が口から出る。


ヒューヒューと、呼吸をするたびに音が鳴った。


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