桜庭家の姉達



「次は“官能”マンガの方なんですけど…」



家族は皆、ボクが連載を一つしかしてないと思っているに違いない。



だが、ボクの本職は官能漫画家なのだ。



もちろん、高校の時応募して高評価得たのは少女漫画の方だが、少女漫画の方も人気を得ているが、官能漫画での人気もそこそこあるのだ。



官能漫画家・庭子



その正体を知っているのは、雑誌担当編集長とボクの担当である中野真紀子だけ。




誰も知らない、トップシークレットなのだ。




「中野さん、そろそろボクはお腹すいたよ」

「あ、もうお昼ですしね」




そう言って席を立つと、部屋を出て階段をのぼる。




ボクの漫画家としての作業部屋は我が家の本館の一階にある。



< 27 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop