この愛に抱かれて
高級ブランドのスーツにミンクの毛皮


だが、まるで似合ってはいなかった。



廊下を進むと、広いリビングにでた。


高そうな絨毯が敷かれた部屋には外国製の家具があり、中央に革張りのソファがあった。



「長旅で疲れたでしょ。ゆっくりしてちょうだい」



ソファに座るよう促すと、明美は着替えのために奥の部屋へと向かった。


鼻歌が聞こえてきた。


明美は上機嫌だった。
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