彼氏契約書
【蒼空side】

『美緒が倒れた、今すぐ病院に行け』

突然の電話に、僕は、慌てた。

まだ熱が続いていたが、そんな事より、

美緒さんの事が心配だった。


車をとばして病院に駆け込む。

病室の前、薫子が泣いていた。


「美緒さんは?!」

薫子を揺さぶった。


「ごめんなさい・・・ごめんなさい…私」

泣きながら謝る薫子。

僕は何がなんだかさっぱりわからない。

とにかく、僕は病室のドアを開けた。



「…美緒さん」

ベッドの上で、美緒さんは静かに眠っていた。

…とても青白い顔で。


ベッド横の椅子に腰かけ、美緒さんの手を握る。

・・・すると。


美緒さんが目を覚ました。

「美緒さん」

「…ゴメン、守れなかった」
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