彼氏契約書
僕の意味不明な行動に、一瞬首を傾げた美緒だったが、

すぐに頬を染め、

「…じゃあまた明日」

そう言い残し、マンションの中に消えて行った。


・・・そんな入口を、僕はしばらく見つめていた。


なぜ、僕のキスを受け入れたのか?


なぜ、急に態度が変わったのか?


その事が気になるのに、何も聞けない自分がもどかしかった。


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