GameOver-呆れるほどくだらない恋の嘘-
だけど、君のために必死に自我を押し殺して付き合ってきたシンユウ。

「お二人さん、なーにしてーんの」

振り替えると、そこにはやっぱり俺のシンユウ、優太がいた。


-ああ、ここで終わりか-


卒業式が終われば、もう会うこともなかったのに。
片思いのままで終われたのに。
五年間も騙し続けたのに。五年間も嘘をつき続けたのに。
最後まで、あんなくだらない嘘をついたのに。



ゲームオーバー



突風が学生服の裾を舞い踊らせる。
第2ボタンだけが付いている優太の学生服を。



その時吹いた風は、まるで神様が俺に『ざまあみろ』と言っているかのようだった。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

DropOut-罪人がすべきこと-
塑羅/著

総文字数/840

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
前作 GAME OVERの続編にあたる作品です^^

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop