もう一度愛して！省也と激甘ラブ アゲイン

彼はバスの中でずっと無言だった。

窓の外の景色を目で追い何も言わなかった。

ホテルに戻って私は部屋へ上がった。

省也はフロントで彼女が帰っていないことを確認して心配そうだった。

私はシャワーを浴びて着替えた。

ベッドに転がってデジカメをチェックした。

「あ、あの時のだ。」

公園のベンチに座って写してもらった時の２枚だ。

１枚は私が省也に寄り添ったもので

もう１枚は省也にキスされた時のものだ。

私、まだ省也が好きだった。

好きだったのに別れた。

私のわがままだった。

省也は省也なりに私を想ってくれていたのに

私の勝手で別れてしまったんだ。

今思うと自己嫌悪。

私ってひどい女だ。

省也を傷つけていたのは私の方だった。

省也に謝りたい。

何と言って謝ったらいいの？