私の天然彼氏
「じゃあさ、あさひちゃん。

俺と今度デートしてよ。

デートしてくれるなら、このこと黙っててあげる。」


自分の口を袖で拭きながら理央先輩を睨み付けた。


「理央先輩がそんな人だなんて知りませんでした!

ひどい…ひどいよっ!」


「じゃあ、このこと悠くんに言ってもいいんだ?」




「っ……………私が理央先輩とデートしたら黙っててくれるんですか?」


「うん、いいよ?」


「わかりました。けど……

私は……悠を信じますから」


その時はこれで終わった。
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