可愛くない彼女,
5.遊園地での事



前を向いた瞬間目がばっちりあってしまった・・・・




「っ・・・ふっ・・」



ふっ・・・?ふ・・・?

ふって何・・・?
ふって何よ!!!



「っはははははははははっはっ」


恭夜はおなかを抱えて涙を出して笑ってる・・


「面白・・・い・・?」



「面白・・・い・・っははっ・・・ははははっはっっ・・・」



カチンと来た。



「もう行かない。」




一言言った瞬間


「嘘嘘!ごめんって。;;;」

ってあたしのほうに向かって歩きながら謝ってくる。




「もう、いい。」

後ろを向いて、家に入ろうとした瞬間。




そっと優しい手があたしの涙をふきとってくれて


その手で目隠しされたまま、


もう片方の手でギュッと抱きしめられた。




「大丈夫だったか?蛍瑠姫さん」





コクンとうなずくことしかできなかった。
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